今後Clover Paintシリーズで実装予定の機能を以下にまとめました。
こういったTODOリストを一般に公開する例は少ないと思いますが、想定されるデメリットやリスク
(現状実装されていない機能リストでもあるためこんな機能がないのかと悪い意味に受け取られる、
言質を与えることになり実装出来なかった時に責められる、他のペイントアプリ開発者にヒントを与え先に実装されてしまう等)
よりも、ユーザーと開発側がClover Paintの目指している将来像を共有できるというメリットの方が大きいと判断しました。

新機能追加の要望やアイデアは大歓迎なのですが、メールを送る前に、その要望がすでにこのTODOリスト内にないか、
リストから想定されるClover Paintの将来像と相容れない要望になっていないかを確認して頂けると手間が省けて助かります。

あくまでこれは頭の中で少し具体的な仕様が思い浮かんでいるものであって、実装を始めるとTODOリスト内の説明とは
かけ離れたものになることがよくあります。これまでの経験上は、より包括的で高機能なものになることが多いのですが、
むろん見通しが甘くて実装できないなどということもあり得ますので、そのあたりは予め御了承ください。

凡例

PM B3 画像全体を縮小表示し、ワンタッチで移動できるナビゲーションビュー

[PM] 機能を実装するアプリ

P Clover Paintで実装
M Cloverメモで実装
L Clover Paint(Labo版)で実装

A~Z 作業優先度

A 最優先(クリティカルなバグ等)
B 比較的優先度の高い項目
C そのうち必ず実装したい項目
D 実装するかもしれない項目
E 願望レベルの項目
F まずやらない項目
Z 作りません(キッパリ)

1~9:作業時間見積もり

1 1日以下
2 4日以下
3 9日以下
4 16日以下
5 25日以下
6 36日以下
7 二ヶ月以下
8 三ヶ月以下
9 四ヶ月以上

基本的には優先度の高いものから実装されますが、他の機能の実装ついでに優先度は低いが関連性の高いものが実装されることもあります。
また、作業に比較的長い期間のかかるものや、仕様が複雑になるため調査・仕様策定など準備期間が長くかかるものも後回しになる傾向があります。

今後、機能追加の度にその機能に見合った分、価格を上げていく予定です。
追加機能のプラグイン化なども考えましたが、面倒なだけだと判断しました。
早めに買った人ほど得したということで。

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描画関連機能

範囲選択
P- B1 移動
P- B2 選択範囲(マスク)リスト
P- C1 矩形に角を丸めるオプション
P- C1 楕円
P- C2 楕円/自由選択/自動選択等にアンチエイリアスオプション追加
P- C3~E5 境界処理(ぼかし拡大のみ/縮小のみ・距離依存/特定色域を不透明度へ)
P- C2 イメージレイヤーへ出力マスクとして適用
P- C2 イメージレイヤーへ描画マスクとして適用
ブラシ機能の追加
P- B4 [済]ブラシテクスチャ(ブラシ不透明度パターンのユーザーカスタム設定)
P- C2 [済]ランダムにホワイトノイズだけでなく、分布を指定したり、パーリンノイズを指定できるように
P- C2 [済]ブラシの動的設定などを影響を受けるパラメータのオプションとして表示
P- D4 帯状ブラシテクスチャ適用タイプのストローク
P- D3 用紙質感テクスチャ/キャンバス座標テクスチャ(スクリーントーン)設定
レイヤー移動の拡張
P- C3 [済]サイズ(拡大・縮小)
左右反転・上限反転・90度回転・-90度回転
自由回転
P- E2 [済]自由変形(長方形・台形・菱形)
フィルタ(調整レイヤー)
P- C4 トーンカーブ/色調/彩度など
グラデーションレイヤー/テクスチャパターンレイヤー
P- D3 2色以上の線形・円・その他のパターンを演算で出力
マスクと組み合わせて特定領域のみの指定を可能にする
入出力
P- C3 [済]PSDデータの入出力
P- C3 CMI画像の一部を参照してロード可能に
PM D2 GIFデータの入力
PM D2 BMPデータの入力
その他
P- C4 マスク自体の編集機能
P- C2 アルファ保護の処理をペン以外の描画処理にも反映させる
P- C2 グリッド・ガイド等へのスナップ・定規機能
P- C3 [実装中]ストローク修正機能
P- C3 レイヤーにフォルダ階層化機能を追加
P- C3 レイヤーにチャンネル機能を追加
選択範囲/グレイスケールイメージ/マスク を相互移動可能に
P- C3 合成モード種類を追加(希望の多いものを公募優先)
P- D4 ライン・矩形・楕円等シェイプの再実装
P- D2 イメージチャンネルのコピー/貼り付け
P- D4 グレイスケール イメージ レイヤー
P- D2 塗り潰しに合成オプション等を指定可能に
L D4 ユーザーカスタムストローク(Luaスクリプト利用)
L D6 ユーザーカスタム合成モード
(擬似マイクロコードを使って独自の合成演算プログラムを作成可能)
P- D3 ストロークのクローン(ミラー等)
PM D3 ラインオプション
矢印つき(片方/両方矢印/その他末端アイコン)
太さの変化
色の変化
カーブつき(NURBS)
P- D8 テキストレイヤー
TrueTypeフォントを独自読み込み
ドロップシャドウ等のエフェクトを付加
アフィン変換とそれ以外の特殊な変形/3Dロゴ

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インターフェイス

レイヤー
P- C3 [×(EfT版で代用)]設定画面の2ペイン化
P- D2 上下移動のボタンUIを別仕様に変更
その他
PM B3 [済]画像全体を縮小表示し、ワンタッチで移動できるナビゲーションビュー
PM C3 ストローク不透明度・合成モード選択ツールバー
PM C2 スタイラス利用時用にツールバーを小さく表示する設定
P- C3 複数環境切り替え(ブラシ・パレットのセットリスト管理)
P- C2 タブレットサイズ以上でメインボタン列部分の描画内容をカスタム可能に
PM D2 ボタン背景色を変更可能に
PM D1 [済]オートセーブ
PM D1 [済]端末回転状態毎にキャリブレーション情報を独立して保存
PM D2 文章を書いているぽいペン動作を検知し、画面外にでそうになったら自動スクロール
P- D3 Cloverリスト辞書
-- D4 [廃]ホバー時のカーソルやストローク簡易表示をリアルタイムに近い速度で別に描画
(外部有料支援アプリを予定)
P- D3 [済]ブラシ設定を公開しやすいデータ形式に変換してユーザー間で共有可能に
PM D3 カメラ状態をわかりやすく表示
PM D2 描画中スタイラスボタンを押してキャンセルした後にスピードメニュー表示
PM D1 拡大率と回転を円形のグラフィックで表示する
PM E1 各ツールバーON/OFFをボタンショートカットに割り振れるようにする
PM E2 [別プロジェクト化]大きなタブレット用にフロート化/自由に並べ替えて表示する設定
PM E1 指での描画とスタイラスでの描画で自動的にオフセットやペン先描画を変えるオプション
PM E1 指とスタイラスを区別できる場合、指に特別な操作を割り振れるようにする

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Gallery

PM D1 サムネイルを画像ドラッグ&ドロップで移動できるように
PM D2 サブフォルダを作成可能に
P- D2 Cloverシリーズアプリの下位バージョンの画像を参照する機能
PM D3 DropBox/GoogleDrive等との自動同期

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内部処理の改善

PM C2 切り取り→(貼り付け)のメモリ効率が悪いのを修正
PM C2 Arrangeコントロール(スプリッタ・縦分割・横分割等)の実装
PM C1 [済]Galleryサムネイル表示の高速化
PM C2 [済]Cell(画像データ管理の最小単位)メモリの確保・開放処理を改良
PM C3 仮想メモリ処理
PM E5 NEON対応

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その他追加仕様

P- C5 [済]Clover Paint Extension for Tablet版
PM D2 セーブデータを圧縮して格納する形式
-- D3 [済]スタイラスペンチアプリ(Clover Paintとは特に関係なし)
-- D3 Win版ビュアー
-- D3 Win版データ最適化ツール
PM D2 ウィジェット対応
-- E9 Win8/RT版Clover Paint
-- Z9 iOS版Clover Paint

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アプリバージョン新設

Labo版を出そうかなと思ったのはJPEGファイルの保存を作っていた最中でした。
実はJPEGファイルというのは一般的なツールで用意されてるセーブオプションでは考えられないほど柔軟な出力設定が可能です。
殆どカラー情報(Cb/Cr)がない輝度情報(Y)だけのJPEGだけど少なくともグレースケールではないようなものとか、
アルファプレーンを含むJPEGフォーマットなんてものも作れることに気づいたいのですが、当然標準仕様からは外れたものになります。
普通に公開したら顰蹙モノですが、面白いので完全に無駄にするのも勿体ない。
それで開発室バージョンとして、使い方をよく理解しているプロのデザイナーやプログラマがアプリ内部で使うデータ制作用なんかに使ってもらえば面白いのではないかと。
あとは、合成モードをカスタムできるスクリプトのようなものを実験的に作ってみたときも、これはこれで面白いけど、
一般に公開するには(下手なスクリプトを入れるとアプリが確実に落ちるので)あまりにも利用難度が高い。
そういうのも公開したい時にLabo版があれば、それが受け皿になるなぁと。
まあそういうのを抜きにしても、あまりデバッグされていない殆ど作りかけの機能なんかもどんどんアップデートで入れて、意見を収拾する用途なんかに。
それ有料βじゃないかというツッコミは甘んじて受け入れます。
でもまあ、本当に作るかどうかは今後の動向次第ですね。優先度はそれほど高くないです。

Clover Images(仮)
I D4 ペン機能を排除し、入力画像を変形や調整しての転送に特化したバージョン(無料を予定)
Clover Paint Extension for Tablet版
T C5 [済]10インチクラスの筆圧対応スタイラス付きタブレット用に、フロートUIを備えたバージョンを新設
Clover Paint購入済みのユーザーが、さらにTablet Extensionを購入することで
カラーパレットやブラシ等一部UIをフロート化しキャンバス表示したまま利用可能に。
GN10.1を購入してあまりの便利さにGN10.1ユーザーにとって500円は安すぎると感じたので
色々と考えた末にこういう方式にしようかなと構想中。
Clover Paint Labo版
L D9 Clover Paintに開発室版を新設
通常版公開前の不安定・不確定な機能の意見収集
あまり一般に公開すべきでない使用法の難しい機能もLabo版で限定公開
期間ライセンス(三ヶ月毎更新などを想定)
Clover Paint 2.0
-- E9 1.xx完成後、下位のエンジンから完全に書きなおした新バージョンを作成
CMYKカラー/64bit対応など